あなたが生きづらいと思っていたら、それは心に傷を持っているからです。
心に傷を持っているとはどういうことでしょうか?
あなたらしく生きられていないと言うことです。
あなたがのびのびと自分の思い通りに生きられていないからです。
ここで言う思い通りに生きるとは、ワガママに自由奔放という意味ではありません。
なぜ心に傷を負ってしまったのでしょう?
その傷は幼少期に身近な人(たいていの場合、親)につけられたことがほとんどです。
小さい頃は親(自分の心身のケアをしてくれる人)がいなければ、生きていくことはできません。
だから、親がすること、されることに無条件に従ってしまいます。
小さい頃、親にされて嫌だと感じてそう言っても、
親が自分の気持ちを受け入れてくれなければ、我慢するしかありませんでした。
生き延びるため自分の気持ちを抑え、
親に好かれるにはどうしたらいいかを考え、
とってきた行動が
後々心の傷となり、生きづらさとなってしまっています。
例えばこんな事に似た経験をしませんでしたか?
①小さい頃、私は髪を伸ばしたかった時がありました。
「〇〇ちゃんのように髪を伸ばしたい」
と母に言うと、「あの子はそれが似合っているから」
と言われました。
と言うことは、私は似合わないから、髪を伸ばしちゃいけないんだ。
私の自尊心はダダ下がりになっていったと思います。
②バレエを習っていたときのこと
私はバレエが大好きでした。
週一回のバレエ教室はとても楽しく行っていました。
でもあるとき母から
「止めなさい」と言われました。
発表会の衣装をもう準備するのがイヤだと言う理由でした。
私はとても悲しかったです。
でも当時の私が発表会の衣装をどうにかできる筈もなく
バレエをやめるしか方法はありませんでした。
その他いろいろありますが
自分の考えを言っても受け入れてもらえず
不快そうにされたり、無視されたり、
全然聞いてもらえなかったので、
人は自分の考えを言っても聞いてくれないもの。
自分の考えを言えば人は不快になって無視する。
だから我慢して黙っていた方が安全と学んできました。
でも大人になると自分の考えを聞かれる場合が出てきます。
そんなとき、受け入れてもらえたという経験をしてこなかった
毒親育ちのアダルトチルドレンの人は、
何を言っていいのか分からなくなります。
果たして、自分の考えを言っていいのか、自分の考えを言うと親にされたように
頭ごなしに怒られたり、無視されたりしないだろうか?
果たして、自分の考えはこの人の考えと合っているのだろうか?
果たして、この人は、私と考えが違っても私を受け入れてくれるのだろうか?
そう思うと頭がぐるぐるしてしまって、何も言えなくなってしまうのです。
もしあなたがこんな思考回路になっていたとしたら、
一緒にその傷を治して、あなたらしくあってものびのび生きられる生き方を身につけていきませんか?